第25回リズムあそび
抱っこにおんぶにお膝に・・・
リズムあそび前の
たっぷりスキンシップで始まる火曜日
至福の時です。
幼い頃・・・
素直に自分の気持ちを表現できなかった私は
(いじっぱりで恥ずかしがりや)
大好きな母に
抱っこして~、おんぶして~、お膝は私のもの・・・
とせがむことができない
お利口(を演じている!?)な、聞き分けの良い子どもでした。
2歳下の「甘え上手選手権No1」の弟が生まれてから
どこにもぶつけられない気持ちを
「もう、いいもん!」とすねるいう形で表現していたようです。
誰?今と変っていないと笑っているのは
小学2年生の頃、夜になると決まってお腹が痛くなります。
リビングのソファに横になると
タオルケットですっぽり身を包んでくれ
背中、お腹を優しく、ゆっくりさすってくれます。
すると、5分も経たないうちに、痛みは溶けて行くのです。
「治った?」
「うぅん、まだ・・・」
治ったというと、母が席を立ってしまいそうで
「まだ、まだ。。。」と言っていました。
心配した母は、大学病院に連れて行ってくれ
バリウムまで飲んで調べたけれど・・・検査値はどこも異常なし。
ドクターは、「心に何か抱えているのかもしれないですね?」
母は私に尋ねました。
「なおちゃん、何か気になっていることでもあるの?
お母さんに話してね。」
「何にもないよ。」
きっと、口をとがらせて言っていたことでしょうね?
当時、まだ診療内科という言葉が一般的になっていない時代のお話です。
タオルケットにくるまって、母を占領する
わずかなとっておきの時間・・・
心がいっぱいになったのでしょう。
私のさびし病←勝手にそう呼んでます
いつの間にか治ったそうです。
その頃からかな?
いつかお母さんになったら、子どもたちをいっぱい抱きしめて
いつも手をつないで子育てをするんだと
決めていました。
19歳と、来月17歳になる2人の子どもたち
私にはがいじめにされて!?(常に抱きつかれながら)
大きくなりました。
男の子と女の子の一人っ子が2人いると解釈して
ひとりずつ、デートと称して買い物に行ったり
ゆっくり話す時間をとったり。
成長してくれました。
今・・・
歌うときも、書く時も
心のスキンシップがテーマになっています。
あの時、「もう治ったよ」と言うまで手をとめずに背中をさすってくれた
母の優しい手の感触と臭いを思い出しながら。
障害を持ちながら、訳あって親御さんと離れて寮生活を
送っている3歳から5歳までの子どもたちのところに
毎週行きたいと思うのは
みんなにとっての「母の手になりたい」と思っているのかな・・・?
音楽という大きなあったかなタオルケットで包みながら。
この5ケ月を振り返りながらそんなことを感じた
年末最後のリズムあそびの日でした。
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