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2011年12月27日 (火)

第25回リズムあそび

抱っこにおんぶにお膝に・・・

リズムあそび前の 

たっぷりスキンシップで始まる火曜日

至福の時です。

幼い頃・・・

素直に自分の気持ちを表現できなかった私は

(いじっぱりで恥ずかしがりや)

大好きな母に

抱っこして~、おんぶして~、お膝は私のもの・・・

とせがむことができない

お利口(を演じている!?)な、聞き分けの良い子どもでした。

2歳下の「甘え上手選手権No1」の弟が生まれてから

どこにもぶつけられない気持ちを

「もう、いいもん!」とすねるいう形で表現していたようです。

誰?今と変っていないと笑っているのは

小学2年生の頃、夜になると決まってお腹が痛くなります。

リビングのソファに横になると

タオルケットですっぽり身を包んでくれ

背中、お腹を優しく、ゆっくりさすってくれます。

すると、5分も経たないうちに、痛みは溶けて行くのです。

「治った?」

「うぅん、まだ・・・」

治ったというと、母が席を立ってしまいそうで

「まだ、まだ。。。」と言っていました。

心配した母は、大学病院に連れて行ってくれ

バリウムまで飲んで調べたけれど・・・検査値はどこも異常なし。

ドクターは、「心に何か抱えているのかもしれないですね?」

母は私に尋ねました。

「なおちゃん、何か気になっていることでもあるの?

お母さんに話してね。」

「何にもないよ。」

きっと、口をとがらせて言っていたことでしょうね?

当時、まだ診療内科という言葉が一般的になっていない時代のお話です。

タオルケットにくるまって、母を占領する

わずかなとっておきの時間・・・

心がいっぱいになったのでしょう。

私のさびし病←勝手にそう呼んでます

いつの間にか治ったそうです。

その頃からかな?

いつかお母さんになったら、子どもたちをいっぱい抱きしめて

いつも手をつないで子育てをするんだと

決めていました。

19歳と、来月17歳になる2人の子どもたち

私にはがいじめにされて!?(常に抱きつかれながら

大きくなりました。

男の子と女の子の一人っ子が2人いると解釈して

ひとりずつ、デートと称して買い物に行ったり

ゆっくり話す時間をとったり。

成長してくれました。

今・・・

歌うときも、書く時も

心のスキンシップがテーマになっています。

あの時、「もう治ったよ」と言うまで手をとめずに背中をさすってくれた

母の優しい手の感触と臭いを思い出しながら。

障害を持ちながら、訳あって親御さんと離れて寮生活を

送っている3歳から5歳までの子どもたちのところに

毎週行きたいと思うのは

みんなにとっての「母の手になりたい」と思っているのかな・・・?

音楽という大きなあったかなタオルケットで包みながら。

この5ケ月を振り返りながらそんなことを感じた

年末最後のリズムあそびの日でした。

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